今日は大晦日。 今日で、２０１４年も終わりという事で、 今年も一年間に観た映画を総括したいと思います。 今年スクリーンで見た作品リスト ≪１月≫ ０１ 大脱出 ０２ ジャッジ！ ≪２月≫ ０３ 小さいおうち ０４ マイティ・ソーダーク・ワールド ０５ アメリ…

強大な敵の前では、各々が蟠りを超えて共に戦う。 物語や冒険の要素を極力排して、 ほぼ全編が戦闘シーンという割り切った作りになっていた。 対象に接近したシーンも迫力があるが、 特筆すべきはやはり全体を俯瞰する引きの画だ。 広大な空間に豆粒ほどのキ…

「結婚は厄介な仕事だ。妥協と相当な努力が必要だ。」 「殺人の“演出”は、計画的でなければならない。」 「間違いを認める男に視聴者は同情的だ。」 「嫌われ、好かれ、憎まれ、愛される。」 「シンプルな答えがいつも正しい。私はそうは思わない。」 昨日ま…

「私の仲間はただ食べているだけだ。 人間一種のみを食べる行為は、慎ましいではないか。」 「人間の命が尊いのではない。自分の命が尊いのだ。」 「自分を犠牲にして、他人を守る。人間の最もわからない特性だ。」 「死んだ犬は、犬じゃない。犬の形をした…

「戦争は逃げやしません。」 「理想は平和だが、歴史は残酷だ。」 戦争と戦場は違う。 戦争には、それぞれの思惑があり、それぞれの正義もあろう。 ただ戦場には、「任務」という仕事があるのみ。 敵を殺すことが仕事であるなら、殺せない者は戦場での存在理…

「オレ母ちゃんの分まで、頑張って生きるから。」 「想い」を残してこの世を去る。 果たせない想いが残るのは、死んでいった者だけではない。 この世に残された者にも、想いは残る。 その残された想いが果たされた時に見える顔が、実にいい表情をしていた。 …

「起こりうることは起こる」 「未知の力を信じるのが科学だ。」 「親は子供の記憶の中で生きる。 親は子供の未来を見守る幽霊だ。」 「おとなしく夜を迎えるな。 賢者は闇にこそ奮起するもの。 消えゆく光に対して果敢に挑むのだ。」 地球に代わる星を見つけ…

確かに「はじまりのはじまり」というだけあって、 西遊記の醍醐味らしい話ではなかった。 悟空が悟空になる前の話が長く、退屈だったのも致し方ない。 やはり馴染みのチームで旅に出てからの話が見たいものだ。 せっかく迫力のあるＣＧなだけに、もっと奇抜…

「生き残った奴が善、死んだ奴が悪。」 何だこれは。 よくもまぁ、こんな話を生み出したものだ たとえ問題自体が荒唐無稽であったとしても、 何かしらの解決の糸口があるものだ。 理屈から解き放たれたいと思うなら、 それなりに価値はあるのかもしれない。

「良い芸術家は真似をする。偉大な芸術家は盗む。」 「ビジネスでは誰もが盗み、ウソをつく。善悪はない。勝負だけだ。」 「競争は革新を生み出す。」 「自分を見失ったら、自分のヒーローを思い出せ。」 「産業スパイ」という題材を通して、 ビジネスにおけ…

「受けるより、与える方が幸いである。」 by イエス 「我慢するのバカバカしいでしょ。やりたい事をやった方がいい。」 「渡るの？渡らないの？」 「行くべき所に行く。それしかないでしょ。」 やりたい事をやり尽くして破滅する人間と、 破滅するほどやりた…

「家族って時間をかけて分かり合える事もあるんだ。」 「笑っては泣いて、苛立っては諦める。そんな毎日です。」 家族というのは、単純な様で複雑だ。 親子と言えども、夫婦と言えども、やはり別の人間。 何を思い、どう生きているのか、分かり切れない部分…

「諦めは心を老けさせる。」 「バカには仲間が必要だ。」 映画を見て、これだけ贅沢な気分を味わえるのも、このシリーズならではだろう。 スター陣がただ出演するだけではなく、 ちゃんとアクションをしているのもいい。 メル・ギブソンの敵役も、ハリソン・…

「永遠なんてないってわかってたのに。」 それぞれがいろんなものを抱えながらも、 カフェという場所で安らぎを得て、再び前を向く。 誰も傷付けない優しい優しい大人の絵本という感じだった。 ただ、芝居は大袈裟でありながら、全体としては薄味といった印…

「幸せの定義なんて無いからな。」 「間違った優しさは、相手を傷つけてしまう事もある。」 相手にとって何が幸せか。 どんなに相手の事を思ってみても、一人で推し量るのは難しい。 大切な人であればあるほど、自分だけが幸せになる事を後ろめたく思う。 自…

「完璧より前進。」 「老人は老人。魚は魚。 自分以外にはなれない。しょせんな。」 デンゼル・ワシントン。 小市民は小市民でよく似合い、クールな仕事人もまた似合う。 鮮やかな強さで人知れず悪を裁く様は、見ていて爽快感もある。 もう少しコンディショ…

「逃げなきゃ死ぬっていう時は、逃げた方がいい。」 「多田さんといると、楽に息が出来る気がするんです。」 何かを信じる事を「狂気」と呼ぶならば、世界は「狂気」で溢れている。 子供に接すると自分が何をするかわからない。 だから、子供を恐れ、子供を…

「歴史とは、善き事も悪しき事も、子々孫々に伝えてこそ、世の規範となる。」 「生きていれば、必ず生き火はどこかに隠れている。大切な事は、吹き続ける事だ。」 「縁が結ばれるという事は、生きていく支えになるという事。」 「領民の痛みを、自分の痛みと…

「ロシアは大きくて、国民の顔が見えない。モナコは小さくて、全国民の顔が見える。」 「人生最高の役を演じるために、君はモナコにやって来た。 君こそ“モナコ大公妃殿下”だ。」 「モナコの最大の武器は、狡猾さと決断力。そして、あなただ。」 「独裁者の…

「古くてダサい携帯が、大切な宝物になった。」 「私が誇れるのは、彼の父親でいられた事だ。」 「（子供を持つと）想像を絶する愛と不安が芽生える。」 人生は一度切りしかない。 今この瞬間も一度切りしかない。 だからこそ、全ての不運も、全ての失敗も受…

「ころころ変わる空より、土の方が好きだ。 土は、生き物が生きて、死んで、生きての繰り返し。」 「ぶどうとして死んで、ワインとして生まれ変わる瞬間が好きだ。」 「ワインのぶどうは、荒れ地の方がよく育つ。」 「出ていく方も辛いが、残される方がもっ…

「野球は、ビジネスが全てじゃない。楽しむべきだ。」 夢は一人で見るものじゃない。 自分の夢を、誰かの夢に重ねる事もまた立派な夢の形だろう。 ラストのアミトが最高に良かった。 自分が野球選手になるという夢は諦めても、 その夢を追う若者を献身的にサ…

「君が憎いのは、音楽に対して努力をしない事だ。」 「歌手の世界は厳しい。 才能を発揮しなければ、見向きもされない。」 天才的な才能があって、その上努力もすれば、必ず幸せになれる。 ただそうは単純に行かないのが人生というものだろう。 頂点にたどり…

「人の命は、天命が差配する。 その命尽きるまで、懸命に生きよということだ。」 「姿形は変わろうとも、捨ててはならないものがある。 それを文明というのではござらぬか。」 「私心を捨てて国を思う者を断罪に処しては、 誰も真剣に国を思わなくなる。」 …

「ずっと敵の中で生きて来たの。 仲間と一緒なら、喜んで死ねるわ。」 一人の特出したヒーローではなく、 仲間を集めて、力を合わせて戦う。 この手の話は、それぞれが異色であればあるほど面白い。 中でも、達者にしゃべるアライグマ。 見た目とのギャップ…

「舞妓はアイドルや。おじさんが会いに行けるアイドルや。」 「私たちはお金をもらって、夢のような時間をあげるの。」 「舞妓に必要なのは若さ。一生懸命の若さ。 そこに客は人生の春を見る。」 京の言葉が、京の街を作る。 言葉を軸に、舞妓への道を描くの…

「奴らは、電気も、明かりも、熱も必要としない。それが恐ろしい。」 「いつもエイプは、人間に勝ると思っていた。 それが間違いだった。我々も人間と同じだ。」 「エイプは強い枝に従う。」 全ては信じる事から始まり、裏切る事で全ては終わる。 そこに人間…

「己に欠けているものを見出だせないままでは、敵に打ち勝つ事は出来ない。」 「お前一人が全てを背負って守り切れるほど、明治という時代は軽くない。」 「生きようとする意志は、何よりも強い。」 「人を生かす前に、自分を生かす事を考えて。」 真の強さ…

「“安全”は、この国最大のウソだ。」 「言葉で世界は変わらない。血がながされなければ。」 無断で着陸しようとすれば撃墜する。 テロリストとは交渉しない。 第三者として聞けば、勇ましいこの言葉も、 人質や当事者にとっては、これほど残酷な言葉も無いだ…

「今のチリに必要なのは神業よ。」 「恐怖で萎縮させたら、元もこも無い。」 「あくまで広告屋の流儀で戦う。」 「我々は一滴の血も流さずに、独裁者を退けた。 ただ単純に言っただけだ。ノーと。」 広告的手法。 それを「北風と太陽」で例えるならば、間違…