2012-11-01から1ヶ月間の記事一覧

綱引いちゃった!

人生は団体戦。 人は憎むが故に反発するだけでなく、想うが故に反発することもある。 その想いが届きあった時に、本当の意味で一つになれるのだろう。 様々な試練を乗り越える事で、絆が強くなるというのは確かにある。 実に真っ直ぐな作品だった。 よくある…

悪の教典

容姿、性格、人望… 誰もが羨む要素を兼ね備えていながら、 それでいて本能的な嫉妬心や嫌悪感を抱かせない人間がいたとしたら、 その人間には必ず何かが欠けている。 真に恐るるべき狂気とは、「悪意の感情」ではなく、「感情の喪失」である。 その事をまざ…

のぼうの城

強きは人の絆なり。 弱さをさらけ出せることもまた強さなり。 武士としての武力よりも、人間としての魅力によって、 人心をまとめた長親の策には確かな痛快さがある。 敵将三成の実直な潔さも、本作の欠かせない要素だろう。 田楽踊りの場面では、 まさに野…

北のカナリアたち

「みんなあなたが好きだから。」 これほど人に生きる希望を与える言葉はあるだろうか。 過酷な境遇を背負い、孤独に苛まれながら生きていく。 その中でも、自分の事を大切に思い、好きだと言ってくれる人がいる。 そのことがどれだけ生きる支えになることか…

黄金を抱いて翔べ

「いろんなものを引きずって生きていく。」 「だからって捨てる所がないのが人生だろ。」 正直、良くはなかった。 原作がいいものだとしたら、映画化の仕方がまずいのか。 いろんな要素が盛り込まれているものの、 いまひとつまとまりに欠ける。 結局何なの…

009R E:CYBORG

改めて、キャラクターの造形が実に魅力的だ。 それぞれが個性豊かで美しい。 テーマとしても深いものがあったのだろう。 ただ残念ながら睡魔に捕われ、正直書きようがない。 サイボーグなのに、 酒を飲み、煙草を吸い、キスもする。 その辺の理屈は… 完全に…

終の信託

「恋愛というのは、他人から見れば喜劇だ。」 「人間が自ら死を選ぶ自由」 それはどこまで認められるのか。 その結論が出ない中で、それを他人に託すということ。 託された側が背負う十字架の重さは、計り知れない。 「信頼」を裏付ける根拠が全て裁判に通用…