ミリオンダラー・アーム

「野球は、ビジネスが全てじゃない。楽しむべきだ。」


夢は一人で見るものじゃない。

自分の夢を、誰かの夢に重ねる事もまた立派な夢の形だろう。

ラストのアミトが最高に良かった。

自分が野球選手になるという夢は諦めても、

その夢を追う若者を献身的にサポートしていく。

そして最後には自分自身の新たな夢を実らせる。

彼は全てのインド国民の代弁者であったのかもしれない。

確かに、健気に努力を重ねる二人もいい。

ただアミトの存在が本作をワンランク高みに上げた様に思う。

思わず涙がこぼれた。