「新しい事を始めなければ、傷つきもしないが、喜びもわからない」 手垢の付いたそんな言葉が、妙に胸に突き刺さる。 全ての事にイエスで応え、肝心な所で… 言わずもがな、最大の見所は、ジムキャリーの芝居。 軽目のストーリー展開に、あの豊か過ぎる表情が…

「暖かい」 ただそれだけで、こうも幸せな気分になれるのは、何故だろうか？ 冬の寒さが厳しければ厳しいほど 春の暖かさが身に染みて心地よい。 この暖かさは、誰の下にも平等に訪れる。 それが春の春たる所以であり 春の持つ最大の魅力ではないだろうか。 …

「何もないという贅沢」 名所もなく、温泉もなく、雪が降ればその色さえも失われてしまう 東北の山間にある小さな駅。 そこにあるノートに人は、様々な言葉をつないでいく。 「何もない」ということは、 詰まる所、否応なく自分自身と相対峙することを余儀な…

「白黒同色」 白と黒は、同じ色だ。 白が象れば、象られた側は黒になり 黒が象れば、象られた側は白になる つまり、独自の色を持たない白と黒は、突き詰めれば同じ色なのかも知れない 二組の男女の過去と現在が夢という触媒を通して紡がれていく 単なるラブ…

うすうす予想はしていたけれど この時代、ヒットしてしかるべき映画だろう ミュージカル映画というのは 「ミュージカル」という言葉を聞いただけで、拒絶反応を示す人以外は よっぽどひどい曲でない限り、ある程度の満足感を得て劇場を後にする事ができる 曲…

「続ける事」は、力であり 「続けられた事」は、自信である そして 「続けられた事」は、「変われた事」であり 「続けられなかった事」は、「変われなかった事」である 毎日が同じ事の繰り返しと思っていても 全く変化のない世界はない そんな世界の中で、「…

なんと言っていいのか 言いようがないというのか 強いて言うとするなら、長瀬のシルエットは絵になるという事くらいか ただ、これと言って何も残らない映画だったなぁ… 残念だけど。