2011-01-01から1年間の記事一覧

勝手にベストムービー2011

今日は大晦日。 今日で、2011年も終わりという事で、 今年も一年間に観た映画を総括したいと思います。 今年スクリーンで見た作品リスト ≪1月≫ 01 ソーシャル・ネットワーク 02 RED ≪2月≫ 03 アブラクサスの祭 04 あしたのジョー 05 洋菓…

ニューイヤーズ・イブ

「先のことを恐れるより、未来を楽しむのです。」 劇中の言葉ではないけれど、 一年のうちで魔法の存在を信じるのも、「大晦日」ならあっていいように思う。 良いことも悪いことも、年の変わりとともに全て忘れる。 そんな都合の良さがあるから、人はまた一…

聯合艦隊司令長官山本五十六

「俺が神なら、戦争などしたりはせん」 なぜ、日本はアメリカを相手に戦争を始めたのか? 日米開戦を愚かな行為だったと批判するのは、 すでに結果の出た後だからこそ出来るのだろう。 おそらく戦前の空気は、開戦以外の選択を選ぶことを許さなかったように…

リアル・スティール

ロボットによる格闘技。 近い将来、実現しても不思議じゃない。 こういうロボットの使い方は、結構好きだ。 親子の絆、挫折からの復活 アメリカらしい映画だった。 ただらしすぎたのか、大体ラストへの展開が読めたのか、 最後寝てしまった。

RAILWAYS2

「運転手は、乗客に後姿を見せる仕事だ。」 「運転が上手いから無事故なのではない。 下手だからこそ、反省して、同じ失敗を繰り返さないようにしているんだ。」 いつからだろうか。 思っていることを口に出さないことが、 日本人の欠点として語られるように…

忌野清志郎ナニワ・サリバン・ショー

やさしくあったかい そしてそれがたまらなくカッコイイ 清志郎さんの愛に溢れた最高のショーだった。 決して、オレについてこいというタイプではないのに これだけ豪華な面々が集まるのも、一重に清志郎さんの人柄だろう。 なんか一緒にやらせて、と手を挙げ…

アントキノイノチ

「人は死ぬときは一人だ。だから、生きているうちはつながっていたい。」 「関係なくないだろ!」 そう叫ぶシーンが妙に印象に残った。 人にはおそらく二つの感情がある。 誰にもとやかく言われたくない。 そして、誰かにとやかく言って欲しい。 そのどちら…

新少林寺

派手なアクションシーンもさることながら、 ずっしりと染み入るテーマ性のある作品だった。 やっぱり、僧侶達の一糸乱れぬ演舞は見ていて気持ちがいい。 ラストのエンディングテーマも耳に残った。 しかし、浄空役の俳優がものすごく誰かに似ていたけれど、…

マネーボール

「誰でも少年野球を卒業する日が来る。 その日がいつかは人による。」 「大切なのは、このやり方を信じ切れるかどうかだ。」 制約があってこそ、人は考え、工夫する。 制約がなければ、考える必要もなく、 既存の方法に疑問すら抱かないだろう。 世界を変え…

1911

「革命とは、万民に成り代わって永遠の幸福を追うことだ。」 中国の三国時代が、日本における戦国時代だとしたら、 辛亥革命はまさに日本における明治維新。 西欧列強の侵略を受け、軟弱化した専制政府に代わり、 国民の手による新しい国を作るための革命。 …

僕たちのバイシクル・ロード

「旅行」は誰にでも出来る。 しかし、「旅」は誰にでも出来るものじゃない。 まして、「冒険」と呼べる旅など。 旅をするのに必要なものは何か? 時間と金? 現実的にはそうかもしれないが、根本的には違う。 思うにそれは、 「旅立つ勇気」と「尽きない好奇…

TPP参加表明に寄せて

結局、TPP参加という結論を選んだのが総理で、 その総理を選んだのが民主党で、その民主党を選んだのが国民ということになる。 それが民主主義と言ってしまえばその通りだ。 ただこの件に関して、自分が引っ掛かっていたことも、問題にすべきことも、 参加す…

ステキな金縛り

ちょっと現実離れした「三谷ワールド」 その世界観になすがまま、身を委ねるというのもなかなか心地良い。 三谷流の「密室もの」はやはり面白い。 撮り方、間、伏線… 憎いくらいに笑わせ方のツボを心得ている。 何度か声が出た。 しかし、役者酔いするくらい…

スマグラー

「本気の嘘を、真実に変えろ」 なるほど、そういうことか。 全編重苦しいのに、不思議と爽快感がある。 役者同士、なかなかの芝居のぶつかり合いだった。 一つわかったこと。 高嶋兄弟は、ぶっ飛んだ役がよくはまる。

半年後の被災地

先日、被災地を訪ねて撮ってきた写真をUPしました。 http://photozou.jp/photo/list/1670589/5468766 人の気配がほとんど消え、爪痕だけが生々しい被災地の現状。 現場に立った時の衝撃は、伝聞による衝撃とは比べるべくもありません。 震災は全然終わってい…

エンディングノート

「わたしは死ねるでしょうか。上手に死ねるでしょうか。」 映画を見て、こんなにも泣けたのはいつぶりだろうか。 下手をすると、声が漏れてしまいそうなくらいに。 人が死を迎えるまでの一部始終を、 こんなにもリアルに追っていくというのは、かつてない体…

東京オアシス

一本の映画を見るのに、 何か運命的なものを感じることはそうそうない。 だいたいその日の朝に見る映画を選び、 何となく意識しながら夜を待つ。 ただ、今日この映画を見ることになったのは、全くの偶然だった。 旅先で突如、ぽっかりと空いてしまった時間。…

被災地へ

これから東北の方に行ってきます。 今ある空気を肌で感じられたらと思います。

一命

武士を武士たらしめている最大の拠り所は、 そこに「切腹」があるからだと聞く。 切腹があるが故に、 農民町人に対して、特権的に振る舞うことが出来る。 面目の為に腹を斬る覚悟を失った者は、もはや武士ではない。 武士とは、なんと凄絶な生き方だろう。 …

ツレがうつになりまして。

「割れないでいることに価値がある」 「うつ病になった原因ではなく、うつ病になった意味を考える」 「辛くて大変だけど、がんばらない」 印象的な言葉がたくさんあった。 今、うつ病に対する世間の見方はどうなっているのだろうか。 「うつ病=怠け者」とい…

怪物くん

これはこれでありなんでしょう。 ドラマファンは楽しめると思います。 ただ、昔アニメを見ていたから何かということはない。 同じ往年のアニメの実写化作品としては、ヤッターマンの方が良かった。

猿の惑星創世記

「人間の思い上がりへの警鐘」 いくら技術が発達したところで、 それを受け入れる社会的土壌が成熟していなければ、 必ずそこに悲劇と軋轢が生まれる。 この先、科学が進歩し、動物とコミュニケーションが取れる新薬が生まれるかも知れない。 しかし、人間に…

原爆の真実

先週、広島で撮影した原爆関連の写真をアップしました。 もし良かったら、ご覧下さい。 http://photozou.jp/photo/list/1670589/5352706 「原爆」は決して教科書の中の歴史ではなく、 今の時代に、多くの事を強烈に投げかけてきます。 それは広島の方達が、…

カイジ2

端的に言えば、 今作は「大いなるイカサマへの挑戦」 故に、前作のような相手の内面を読み合う心理戦の醍醐味はない。 攻略対象が、人間であるか、機械であるかという点において 面白さに差が生じたのかもしれない。 「仕掛け」という要素が肝になる物語にお…

モテキ

かなりクセのある作りだけれど、それがまたクセになる。 文字や音楽やダンスの強引な挿入。 過剰に見える部分も、 実際の男の頭の中はそれ以上に過剰だったりもするし。 「男が見られる恋愛モノ」として 今回も存分に振り幅をつけて見せてくれた。 正直、恋…

広島へ

こんばんは 明日から3日間休みを取ったので、これから広島に行ってきます。 ちょくちょく更新出来たらと思います。

はやぶさ/HAYABUSA

「終わりの見えない過程で苦しむのが嫌なら 科学者なんて仕事は辞めた方がいい」 劇中の言葉ではないけれど、 「はやぶさ」に関わった人達には本当に頭が下がる。 この仕事は、世界初だとか、科学の進歩とか以前に、 純粋に好きでないと出来ないだろう。 内…

カンパニー・メン

「失業」 文字にすればたった2文字のこの中には、 どれほど様々な要素が詰まっていることだろう。 「人生は、仕事が全てじゃない」 確かにそれはそうかもしれないが、それは仕事があってはじめて言えることだ。 「俺がクビになっても、世界は変わらない」 …

ミケランジェロの暗号

とても良く練り込まれたシナリオ。 ナチス、ドイツ人、ユダヤ人 勝敗によって価値観が正反対に転換する戦争 これらの要素がなくては成立しない内容であり、 また、その要素を存分に活かしていた。 まさに命懸けのゲームだ。 と言いつつ、ラスト間際で睡魔の…

世界侵略:ロサンゼルス決戦

正直、きつかった。 手持ちカメラの撮影による臨場感はあるものの 筋書きにたいした起伏もないままに、 延々と見せられる戦闘シーンは、退屈極まりない。 全く入って来なかったし、入り込まなかった。