ジャージー・ボーイズ

「君が憎いのは、音楽に対して努力をしない事だ。」

「歌手の世界は厳しい。

才能を発揮しなければ、見向きもされない。」


天才的な才能があって、その上努力もすれば、必ず幸せになれる。

ただそうは単純に行かないのが人生というものだろう。

頂点にたどり着いたら、そこにはまた新たな問題が待っている。

ただ、困難の中でも歌い続ける姿には、歌手としての矜持を感じる。

その中であの名曲が生まれたのかと思うと、より深みが増した様に思える。

音楽しかなかった時代が最高の瞬間だったというラストの台詞。

階段は上り詰めた後より、上っている最中が幸せなのかもしれない。