2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ピラミッド 5000 年の嘘

定説、常識、思い込み… そういったものが力を持つのは、何も現代の問題に限らない。 それらは寧ろ、考古学のような学問の方がより顕著かも知れない。 権威ある者こそ、定説にしがみつき、新説を否定する。 定説に符合するように事実を歪め、時には目を逸らし…

逆転裁判

ゲームに限らず、 すでに完成された世界があるものはある程度見方が左右される。 知っていたらいたで比較するし、 知らなければ知らないで面白さがわかり切れない部分もある。 どちらにしろ、推理モノは一度集中力を切らすと、 リカバーするのが難しい。 残…

ドラゴン・タトゥーの女

オープニングでまず一歩引き込まれた。 ルーニー・マーラ演じるリズベット。 過酷な生い立ちからくる擦り切れるような人物像と 機械のように機敏に仕事をこなす様が印章的だった。 ストーリー自体もよく出来ているんだろうが、 映像もシャープに仕上がってい…

はやぶさ遥かなる帰還

「どんな批判も受ける。 しかし、リスクから逃げれば、一生後悔する。」 「希望とは、地上の道に似ている。 最初は何もなくても、多くの人が通れば、 やがて立派な道になる。」 夢で飯は食えない。 ただ、夢がなければ飯を食う甲斐がない。 謙さんの演じたリ…

麒麟の翼

「この世に殺されて当然の人間なんていない」 「死んだ人間のメッセージを、生きてる人間は受け取る義務がある」 様々な登場人物が現れ、複雑さを増す中で、 次第に一つの真相に向かって、物語が集束していく。 物語の持つダイナミズムを存分に味わえた。 な…

J・エドガー

FBI長官というより、 一人の人間の物語を見たといった感じだ。 友情とか愛情とか、 そういったものを越えた次元で、彼らは繋がっていたのだろうか。 とは言え、やや冗長な感は否めず、いまいちパッとしなかった。

しあわせのパン

「ここにもいろいろある。」 穏やかな自然の中にある一軒のカフェ。 コーヒーとパンのいい香が常に漂っていそうな店内。 幸せの代名詞のような場所にもいろんな事がある。 素朴であるがゆえに、よりそこにいる人達の体温が伝わってくる。 寒い外から帰って、…