2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで

「虚しさ」は誰でも感じるが、「絶望」を感じるには勇気がいる 「ここではない、どこかへ」 「本当に生きがいのある人生を」 1950年代のアメリカ 時間も場所も違えど、きっと多くの人が共感をもって見ることができるだろう。 それだけ普遍的なテーマとい…

ミシュラン星の店

縁あって行った六本木の「森本XEX」 天然ホタテのソテー アサリとセミドライトマト 青ネギのジェノバソース 濃厚なソースの中に際立つスパイシーな風味 高級店が最高とは言い切れないけれど やっぱり食べてみて経験値として入れておいて 決して損はないで…

禅ZEN

「坐禅とは、大海の中で水を見ることなり」 まるで2時間、座禅をくんだような気持ちになる映画だった。 始めに感じた違和感も、後半にいくにつれて落ち着き、ぐっと重みをました。 ラストの中村勘太郎には、もはや年齢をも超越した凛とした立たずまいがあり…

「映画」ってやつは…

「映画」ってやつは、つくづく偉大だと改めて思う 映画の前で、人は平等であり、自由である それまで生きてきた過程で手にした幾ばくかの金銭を支払い ある一定の時間を捧げて、スクリーンの前に座る やがてスクリーンに映し出される映像を前に、人は一対一…

チェ 28歳の革命

「愛のない真の革命家を想像することは、不可能だ」 「チェ・ゲバラ」 カストロと共にキューバ革命をした男 今まで結局、それ位の事しか彼については知らなかった 彼がキューバではなく、アルゼンチンの出身であることも 彼がアルゼンチンの出身であるという…

これは運命だったのか 自分の責任だったのか それは突然やってきて いきなり喉元に刃を突き付ける その瞬間、「まさか」と軽く笑ってみせる やがて時間は思考を整理させ ただただその事実の前に呆然と立ち尽くさせる 茫漠と流れていく日々の中で その時初め…

252 生存者あり

映画に限らず、何か同じ作品を見て、 感動できる人とできない人に分かれるのはなぜだろうか? 「映画」を一つの光源とするならば、 「感動」とはその光に対する反射作用によって生ずるものだ。 光の種類というよりも、 その光を反射させる事のできる“鏡”を持…