ぶどうのなみだ

「ころころ変わる空より、土の方が好きだ。

土は、生き物が生きて、死んで、生きての繰り返し。」

「ぶどうとして死んで、ワインとして生まれ変わる瞬間が好きだ。」

「ワインのぶどうは、荒れ地の方がよく育つ。」

「出ていく方も辛いが、残される方がもっと辛い。」

「土臭いワインの方が、時を経た時にいいワインになる。」


ぶどうとして死んで、ワインとして生まれ変わる。

何か挫折と再生の象徴の様な言葉だった。

そして、あらゆるものを包み込む「土」が印章的だった。

北海道らしい雄大な映像が美しい。

ゆったりとした空気に、心地良くまどろんでしまった。