ツレがうつになりまして。

「割れないでいることに価値がある」

「うつ病になった原因ではなく、うつ病になった意味を考える」

「辛くて大変だけど、がんばらない」


印象的な言葉がたくさんあった。

今、うつ病に対する世間の見方はどうなっているのだろうか。

「うつ病＝怠け者」という誤解と偏見は、

数年前に比べて少なくなったように思う。

かといって

「うつ病は、誰にでもかかる心の風邪のようなもの」

と単純化して解決出来るほど簡単なものでもない。

解決にはやはり周囲の理解が不可欠だろう。

時に人は外からの強い働き掛けを必要とすることもある。

しかし、それは他人が勝手に推測するものではない。

人の心に立ち入る時は、ちゃんとノックして、靴を脱いで、一礼して入る。

それくらいのマナーを持つことが第一歩だろう。


主演の二人の演技はさすがに上手く、イグアナもいい味を出していた。

ラストの小意気な演出も良かった。



「人間はどんな時でも、自分の生きている姿を誇りに思うことができる」

「明けない夜はない。

たとえ明けた空が曇っていても、夜よりは明るい」