スパイダーマン: スパイダーバース

「運命を受け入れろ。」

「大いなる力には、大いなる責任が伴う。」

「欲しいと思って手に入れた力ではなかった。」

「私達家族は何があっても逃げない。」

「普段会っているのはみんな俺を殺そうとしていた。味方っていいもんだな。」

「何かを覚えるのは、命が懸かっている時が一番だ。」

「自分以外にもスパイダーがいるって安心だね。」

「お前らしく真っ直ぐ進め。」

「この仕事で一番辛いのは、みんなは救えないって事だ。」

「信じて飛べ。必要なのは勇気だけだ。」

「一人じゃないって分かって良かった。」

「誰でもマスクは被れる。君にだって。」

「困っている人を見たら、迷わず手を差し延べているのが真のスーパーヒーローだ。by スタン・リー」


まず肝心な事は、自ら望んで力を手に入れた訳では無い事だ。

ただ、大いなる力には大いなる責任が伴う。

だからこそ、「運命を受け入れろ」という言葉が重く響く。

世界の中で唯一の存在。

それは時に優越感も抱くかも知れないが、絶対的な孤独感も味わう。

誰にも自分の苦しみは理解されないと。

それが異なる次元の世界でも、

自分と同じ悩みを抱く存在がいると知る事がどれだけ孤独を癒してくれるか知れない。

一人じゃない事の素晴らしさをこれほど訴えて来るものは無い。

別々の世界で活躍するヒーローが一同に会してチームを組む。

これほどワクワクするものは無い。

アメコミの世界にそのまま入り込んだ様な感覚になれるルックも非常に良い。

仲間や成長といった要素が目一杯詰まっている。

胸を熱くする最高の傑作だった。