シンプル・フェイバー

「殺されるのもその人の運命よ。」

「誰にでも闇はある。隠すのが上手なだけ。」

「彼女は存在しない美しい幽霊の様だ。」

「強い相手にはきつく言わないとつけ上がる。」

「大事な事は人任せにしてはいけない。」


人間誰しも闇の部分を抱えている。

それを知りたいと考えるのも必然的な事だ。

ただその動機が次第に変化していく。

親愛と羨望から嫉妬と憎悪へ。

相手が友達から敵へと変貌し、いざ戦うと決意した時の逞しい表情が印象深い。

謎の解明と二転三転する関係性が中々面白かった。