THEGUILTYギルティ

「警察は守るのが仕事だ。困っている人を助けるんだ。」

「お前は加害者だ。罰を受けろ。」

「医者も弁護士も自治体も何もしてくれなかった。」

「俺の為に嘘を付かなくていい。」

「俺が殺したのは、人生が嫌になって何かを取り除きたかったからだ。」

「君を愛している人がまだこの世にはいるんだ。」


制限があった方がむしろ世界は無限に広がる。

入ってくる情報は、声と音のみ。

その背後にある世界は、自身の想像力によって思い描くしかない。

自由に思い描ける世界の大きさに改めて新鮮な驚きを覚えた。

反面、想像である以上それが真実である確証はない。

先入観と思い込みが誤解を増幅させる危うさもある。

この想像は果たして正しいのか。

絶えず問われ、不安に晒されながら進展していくのがスリリングで面白い。

音しか無いから過ちも犯すが、音しか無くても救う事もある。

音のみが生み出す世界の限界と可能性を感じる事が出来た。