スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム

「期待しなければ、失望しない。」

「俺から椅子は奪えても、才能は奪えない。」

「皆心と体の悩みを抱えている。」

「すべき事は、人助けよ。」

「残念だが、死ぬ時は死ぬのだ。」

「下手な治療は、悲惨な結果を招く。」

「大いなる力には、大いなる責任が伴う。」

スパイダーマンの行く所には、

混乱と災いが起こる。」

スパイダーマンが触れるものは、

全て滅びる。」

「ヒーローならマスクを剥ぎ、

正体を明かすべきだ。」

「臆病者ほど、本当の姿を隠したがる。」

 

ピーター・パーカーの苦悩を

誰よりも理解出来るのは、

ピーター・パーカー自身だ。

スパイダーマンは、一人じゃない。

存在する世界の数だけ、

スパイダーマンは存在する。

但し一つの世界に存在するのは、

一人のスパイダーマンというのが

超えられない暗黙の了解の筈だった。

其の壁が突き破られた。

異なるシリーズの、同一のヒーローが、

同一のキャストで、一堂に会する。

3人のスパイダーマンが勢揃いする。

映画史上における画期的な光景を

見られた事の嬉しさで泣きそうになった。

歴史あるスパイダーマンだからこそ

出来る粋な演出だ。

複数の作品を掛け合わせる事で

生まれる化学反応。

映画の可能性はまだまだ広がる。