おらおらでひとりいぐも

「寝てろって。起きてもする事無いんだから。」

「遠くの子供より、近くのホンダですよ。」

「病院に行くと、一日があっという間だ。」

「周造は、都会で見つけた故郷だったんだな。」

「大事なのは、愛より自由だ。自立だ。」

「しゃべんねぇと黙っているのが癖になる。」

「長い間、生きて死んで生きて死んで、おめえがいる。まるで奇跡だな。」

「おらは、ちゃんと生きたか?」

 

老いて独りでいる。

毎日起きる事の意味すら曖昧になる。

孤独とは、圧倒的な自由。

脳内には、無限の宇宙が広がる。

過去も妄想もあらゆるものが駆け巡る。

楽しいと思えなくも無い。

観念的な言葉を並べてみても、結局意味は無い。