記憶にございません!
「アレはアレでアレですから。」
「自分より劣る人間が総理大臣をしてるのが許せなかったんだ。」
「記憶を無くした総理にしか出来ない事がある。」
「自分の考えを自分の言葉で話す総理を初めて見ました。」
「この国の人間は、枠にはまらない人間を直ぐに排除しようとする。」
「総理大臣に政治を教える。教育者としてこれほどの名誉は無い。」
「あらゆる意味で総理大臣は憧れの的でなければならない。」
「記憶を無くした君は、憲政史上最も自由な総理大臣だ。」
「父さんは、偉くなればなるほど悪い顔になっていった。」
「誠実なだけではどうにもならない事がある事を学ぶべきだ。」
「切り捨てる勇気を持て。万人に好かれようと思うな。」
「この国の国民は変化を好まない。大事なのは平穏無事でいる事だ。」
「君一人を幸せに出来ないで国民を幸せにする事は出来ない。」
記憶を無くす事は、過去の自分から自由になる事でもある。
それはある意味、ゼロから再び生き直す事を可能にする。
暗黙の了解を疑い、おかしい事は率直におかしいと言う。
子供の視点に立ち返る事が政治を正常に機能させる様にも思えた。
政治に対する風刺が効いていたのは、中々良かった。