天気の子(2回目)

「一人の犠牲で狂った天気が直るんなら、そっちの方が良いだろ。」

「青空よりも僕は陽菜さんが良い。天気なんか狂ったままで良い。」

「気にすんなよ。世界なんて元々狂ってんだから。」

「あの日、僕は選んだんだ。この人を、この世界を、ここで生きていく事を。」


一人の人間と一つの世界。

どちらに価値があり、どちらが大切かなど比べられるものではない。

世界の為に犠牲になれと、誰かに強いるべきではない。

大切なのは、どうなったかではなく、何をしたか。

そこに納得する事が出来れば、前を向いて進んで行ける。

肩の力を抜いて見返してみれば、瑞々しく清々しい青春映画だった。