天気の子

「生まれて初めて命の恩人になった。」

「東京って恐い。東京って凄い。」

「空は海よりも深い。」

「晴れと雨では売上が全然違う。」

「街が華やかな服を着たみたいだ。」

「人の心は空と繋がっている。」

「天気を治療するのが巫女の仕事だ。」

「付き合う前は何もかもはっきりと。付き合ってからは何もかも曖昧に。」

「君が私の意味を見つけてくれた。」

「青空よりも陽菜さんの方がいい。天気は狂ったままでいい。」

「世界は元から狂ってる。」


自分の存在に意味を見出だせるというのは幸せな事だ。

ただその意味故に犠牲を余儀なくされるのはあまりに切ない。

世界よりも自分を大切に思ってくれる存在に人は救われる。

雨が上がり太陽の光が降り注ぐ場面は、鳥肌が立つ程の美しさがあった。

天気と人の心が繋がっているというのも確かに頷ける。

ストーリーに乗る事は出来なくとも、映像の美しさには素直に感動した。