機動戦士ガンダムNT

「天国は、神様がいるって人間が信じてた時の幻でしょ。」

「いつかは死んで、苦しい事も悲しい事も無くなる。なるようにしかならないんだ。」

「制御出来ない兵器は兵器とは言えません。」

「その程度で落ちるものなら、最初から要らないのよ。」

「撃っちゃうんだな、これが。」

「今が全部じゃない。何度でも生まれ変わる。次に生まれ変わるなら、鳥になりたい。」

「切り札は最後に切らないと。」

「命が始めた事は、命が終わらせるしかない。」

「死が恐くなくなれば、もう嘘を付かなくて済む。」

「本当に嬉しい事は、苦しい事や悲しい事とセットなんだ。」

「人間は、そのマシンに触れる準備が出来ていない。」


人間は必ず死ぬ。

だからこそ互いに争う。

もし死を克服出来たとしたら、世界から争いは消える。

魂を受け入れてくれるものがあれば、そこに命を託す事が出来る。

それを可能にするのが、ニュータイプという事か。

正直、ガンダムをほとんど見た事無い者としては、

この世界を十分に語るだけの言語を持ち合わせていない。

ついていけない事を前提で見たが、思いの外楽しむ事は出来た。

死とどう向き合うかは普遍的なテーマでもあり、

同じものを求めて敵味方が戦うという構図自体は解りやすかった。

何よりガンダムのビジュアルや戦闘シーンだけ切り取って見ても、

かっこ良く迫力のあるものだった。

より深く本質的な部分まで理解するには、

世界はあまりに広く、道程も果てしないのだろう。