searchサーチ

「子供の全てはわからない。あなたは悪くない。」

「任命される事件がなければいい。」

「誰を疑ってもいい。でも動くのは警察。」


全てがモニター上で完結するという事は、

あらゆるものがネット空間に存在している事を意味する。

人格、人間関係、善意、悪意、証拠、疑惑…。

自分の知らない相手がネット上に存在し、

それすらも何が本当で嘘かも分からない。

些細なピースを見つけ出し、それらが結び付いて、一つの説に辿り着く。

「あれ?これ何処かで見た事がある。」

というのは、ゾワッと背筋に寒気が走る一方で、

点と点が線で繋がる快感がある。

最後の最後まで二転三転する物語にぐいぐい引き込まれた。

巧みに練り込まれた脚本とスピード感のある映像。

非常に面白い作品だった。