伊藤くんAtoE

「恋愛はこの世で最も難解な学問です。」

「欲しいものがわからずに欲しがっても意味が無い。」

「仮の自分なんて無い。どんな瞬間も自分は自分。」

「変わるチャンスはいくつもあっても、それを見逃しているのは、あなた自身。」

「誰かと比べなきゃいけないの?」

「あんたには経験と想像力が無いから、人を平気で傷付けられる。」

「不様で切実なものの中に、人間の本質がある。」


不様で切実な人間を高みから眺めて嘲笑う。

どれだけ見た目が良くても、そうやって生み出されたものはやはり表面的なものになる。

自分自身が、不様でも必死になって生み出してこそ本質を突ける。

必死になっている姿の方が魅力的なものだ。

次第に追い詰められ、変化していく様子は中々良かった。

期待も見る気も危うかったが、その割には見られた。