オデッセイ

「科学を武器にして、乗り越える。」

「宇宙は、非協力的だ。いつか人間を見捨てる。」

「一つ問題を解決したら、次の問題に挑む。

それを繰り返していけば、帰れる。」


絶望的な状況に置かれた時に、下を向くのか、それとも前を向くのか。

それによってその後の結果は大きく左右される。

自分の持っている知識を武器にして、困難に立ち向かう。

彼の姿に悲壮感を感じさせなかったのも、その前向きさ故だろう。

それでも絶対の孤独の中で、人とつながった時に浮かべた涙が印象的だった。

自分を待っていてくれる人、自分を助けようとしてくれる人がいる。

その存在が何よりの支えになったに違いない。