スティーブ・ジョブズ

「真のユーザーは、カスタマイズしたがり、改造したがる。能力を拡張したがる。」

ボブ・ディランは、作詞の最中にファンに意見は聞かない。」

「君は、生みの親に捨てられたんじゃない。育ての親に選ばれたんだ。」

「音楽家は楽器だ。私はオーケストラを演奏しているんだ。」

「今を楽しまないのは犯罪よ。」


PCは、芸術じゃない。

ユーザーは、改造する事を求めている。

そんな常識をジョブズは真っ向から否定する。

見た目にこだわり、勝手な改造を許さない。

時にそれが会社や自身を窮地に追い込みもしたが、

あくまでそこにこだわったからこそ、他に無い革新的な製品を生み出せたのだろう。

ただ本作は焦点がぼやけてしまっていた。

折角ジョブズを題材にしていながら、わざわざ父娘の葛藤を描くのは、あまりに勿体ない。