崖の上のポニョ
一足早く、試写会で見てきました。
率直な感想としては、「結構、見れるな!」ってとこ。
正直、子供をメインのターゲットとしているというだけに
大人としては、見るに耐えないんじゃないかと思っていました。
確かに、絵は全体としてこれまでよりも可愛らしくまとまり、
考えさせられるような複雑なストーリー展開でもありません。
ただその分、絵と音の持つパワーというのが、
ストレートに迫ってきました。
中でも、前半の山場となる嵐のシーンは圧巻です。
監督自身が様々なところで言っている通り、
“水”の表現がすごい。
CGを使わず、アニメーションで描いたことによって伝わってくる
“絵の肉厚さ”が強烈に印象に残りました。
とにかく、おとぎ話の絵本のようなイメージで見ていた分、
カウンターパンチを食らった感じです。
ジブリ作品の中でも、五指に入るシーンかなぁ。
それでもやっぱり「子供メイン」の優しさに溢れています。
肩肘を張らず、
で見ると、大人でも十分楽しめると思いますよ!
ちなみに
ラストのエンドロールまで遊び心に満ちてます。