Colorful

結局のところ、人はどんな人生を選ぶにしろ自由なのだ。

前向きに生きてもいいし、後向きに生きても構わない。

人生を諦めることも、人生に絶望することも、

その結果、自ら命を絶つことも、自由なのだ。

ただ一つ確かなことは、

そういう人生を選ぶことは、「いつでもできる」ということ。

そして、そんないつでも出来ることを、

わざわざ中学生や高校生のうちに選ぶことはない。

そんなのは、大人になってからいくらでもできる。


「生きてて良かった」と思うことはあっても、

「死んどきゃ良かった」と思うことはまずない。


中学生の自殺ほどやり切れないものはない。

「とりあえずでも生きること」

それさえ出来れば、十分に合格点をあげたいと思う。



この映画は、誰の心にも当てはまるだろう。

でもやっぱり、中高生にこそ見て欲しいと思う。

この作品に救われる子供たちはきっと多いはずだ。



久しぶりに映画をじっくりと見ることが出来ました。

錆びかかっていた心にオイルをさせた気がします。