この世界の(さらにいくつもの)片隅に
「大事だった頃が懐かしい。」
「みんなが笑って暮らせたらいいのにね。」
「すずさんを選んだ事は、俺の最良の選択だった。」
「この世界に居場所はそうそうのうならんよ。」
「すずさんの居場所は、ここでも良いしどこでも良い。」
「戦争でなくても人は死ぬ。」
「泣いてばかりいたら勿体ない。塩分が。」
居場所がある事で人は救われる。
戦争という過酷な状況であれば尚更に。
自分で選ぼうが、誰かに与えられようが、
その場所で生きていく事で幸せを築いていく。
戦争が終わった後にも人生は続いていく。
尺の長さを考えると、完成品にエピソードを加える手法はややきつい。