ロケットマン

「誰でも最初は怖がるの。そこで踏ん張るのよ。

数少ない人生のチャンスよ。」

「名前だけじゃない。元の自分を捨てて、なりたい自分になるんだ。」

「僕らの曲を君が歌うと奇跡が起こる。」

「大事だ。他人の親切にすがるのは。」

「ロックスターには自分が何者であるか決定づける瞬間がある。

頂点に登る中で。」

「孤独な人生を選んだ事を自覚しなさい。誰からも愛されない。」

「観客が見たいのはレジーか。違う。エルトン・ジョンだ。」


どれだけ成功しても、どれだけ富を手にしても、

愛が得られない限り、人は満たされない。

元の自分を捨て、別の自分として生きる。

彼は必死でエルトン・ジョンを演じた。

道化を演じる程に切なさが漂う。

手にした名声と満たされない心の乖離に苦しんだのだろう。

ミュージカル部分は中々良かった。