ちょっと今から仕事やめてくる

「久しぶりに青空を見た。

死ななかった事にホッとしている自分に驚いた。」

「仕事を辞めるのと死ぬのは、どっちが簡単か?」

「仕事をしよう。出来る事を誠実に。」

「人生は誰の為にあると思う?お前を大切に思ってる人の為や。」

「子供が先に死んで、悲しくない親がいたら教えてくれ。」

「会社は世界に一つだけじゃない。」

「人生なんて、案外生きてりゃ何とでもなる。」

「たまには母さんに電話してやれ。どうでもいい用事を考えて、お前の声を聞こうとしてるんだ。」

「心は捨てろ。折れる心がなければ耐えられる。」

「希望は無くならない。見えなくなってしまうだけだ。」


人生は誰の為にあるのか?

もちろん自分の為だろう。

ただそれでは、自分の好きな様に生きろという結論で終わってしまう。

どう生きようと、いつ死のうと自分の勝手だ。

その考えは、強そうで脆く、いざという時には頼りにならない。

自分の人生は、自分一人の力で支えられるほど軽くもなければ、

自分一人の力は、自分の人生を守り切れるほど、強くもない。

死を考えた時に、他者の存在に思いを馳せる事が出来れば、また別の道が開けるのだろう。

自分一人の人生ではないと思えれば、死も思い止められる。

改めて、笑う事の大切さを考えさせられた。

もし一切笑う事が出来ないとしたら、

どれだけ自分に言い訳をしても、現状を幸せとは呼べないだろう。

仕事において、人生において、

満たされている部分、欠けている部分。

自分自身と照らし合わせて、いろいろと考えられる作品だった。