ブラック・クランズマン

「今こそ黒人である事から逃げるのを止めよう。」

「憎しみに居場所なし。」


黒人が警官になる事自体が稀有な時代。

警察署内ですら差別が横行する。

そんな時代に差別の中枢に潜入するという発想と手法が凄い。

その捜査の過程で、相棒の白人警官が

自身がユダヤ系である事を強く意識する様になったというのは印象深い。

差別の激しかった時代。

そう過去の事として割り切れ無いほど、

今なお同様の問題が存在する事を考えさせられる。

ユーモアを交えながら、鋭い警鐘を鳴らす作品だった。