八日目の蝉

正しい人間のことを「正しい」と言い、

間違った人間のことを「間違っている」と言うのであれば、

きっと映画も小説も要らないだろう。

正しいからと言って幸せだとは限らず、

間違っているからと言って不幸とは限らない。

そして、愛情とは必ずしも正しい場所にのみ生まれるわけではない。

人間とは決して平面ではないのだ。



良かった。

キャストの演技も上手く、風景もとても美しかった。

最後に自然と涙が零れた。