愚行録

「恋愛って自分だけでするものじゃないだろ。」

「芸能ネタって仕事するのが嫌になる位ウケるよな。」

「日本は、格差社会じゃなく、階級社会。」

「彼の愚かさは、賢さだった。」

「みんな愚かで空っぽなのに。」

「誰でも希望くらい持ってもいい。」

「将来幸せになるために、今出来る事は何だってやんなきゃ。」


人間、誰しも愚かである。

愚行とは、必ずしも貧富や善悪と一致はしない。

不幸な境遇にあった人間だから、善であり、

最後は報われるという一面的なものでもない。

ただ、その愚行が完全な悪と割り切れるものでもない。

後味の悪さは、即ち人間というものの複雑さそのものか。

静かで落ち着いた雰囲気は良かった。