シビル・ウォーキャプテン・アメリカ

「罪無き者の犠牲の上に成り立つ勝利は、勝利とは呼ばない。」

「行くべき所に行けず、行くべきでない所に行かされる。」

「自分に出来る事があるのに何もせず、悪い事が起これば自分のせいだと感じる。」

「僕が信じるのは組織ではなく、一人一人の個人だ。」


ヒーローは、組織に属するべきか否か。

一見、国家による管理を受け、その公認の下で動くというのは正しそうに見える。

ただもし国家が判断を誤り、ヒーローを恣意的に利用しようとすれば、思わぬ事態が起こり得る。

外部に判断を預け、思考を放棄したヒーローは、それこそ危険な存在になり得る。

必ずしも組織が個人よりも正しい判断を下すとは限らない。

それにしても見せ場の対決シーンは、その贅沢さに思わず笑ってしまった。

戦う理由に納得出来なくても、戦い自体は見てみたいものだ。

また、冒頭スカーレット・ヨハンソンのアクションは、絶品だった。