ダンス・ダンス・ダンス
「君は何もわかってないな。 仕事の始末なんていつまでたってもつきゃしないんだよ。 全部放り出すしかないんだよ。 そしてそんなことしたら僕はまず間違いなくこの世界を永久追放される。 永久に、だよ。」 ――― 『ダンス・ダンス・ダンス(下)』P336
水曜日はいつも僕をいやな気分にさせてくれる。
それは、年度初めだろうが何だろうが関係ない。
そして今日もまた、いやな気分にさせられてこの文章を書いている。
この間、
電車に乗って山梨と長野の方に行ってきました。
そこには、山があり、花が咲き、風が吹いていた。
ただそれだけのことなのに、
車窓を流れるそんな風景を見ていると、目頭が熱くなってきた。
自然は、ただそこにある。
僕が、日々の些細なことに一喜一憂したところで変わらずそこにある。
狭くなった視野を広げてくれる。
ただそれでも人は、日々の中で一喜一憂しながら生きていく。
「仕事があるだけで幸せ」
その言葉では、全てを肯定できない所まで来ているような気がする。