そして、バトンは渡された

「お弁当は、親の愛情を表現する

最高のキャンバスだろ。」

「子供に栄養付けさせるのが親の務め。」

「女の子は笑うと可愛さが三割増しになるの。」

「自分の気持ちを押し付けるのが

家族なら解散しても良いのよ。」

「本当の親は俺だぞ。」

「先生は私が辛い思い出話をすれば満足ですか?」

「俺はあの人の所有物じゃありませんから。」

「笑ってれば、色んなラッキーが転がり込むの。」

「本当の親子だから、本気で喧嘩出来るのね。」

「いいな。実の親子よりお互いを尊重出来て。」

「再婚したらママの戻る場所が無くなっちゃう。」

「嫁に出すまでが父親の務め。」

「夢。お金。次は頭ね。」

「選ぶ権利はあなたに有る。」

「未来の楽しみが2倍になった。

明日が二つになった。」

梨花は結婚相手じゃなくて、

優子ちゃんのお父さんを探してたんだ。」

梨花さんが優子ちゃんを幸せにするなら、

僕が梨花さんを幸せにする。」

「娘が実の父親に会うのは当たり前だろ。」

「何処かで生きてると思ってた方が

優子も救われる。」

「どんな姿でも会いたがるに決まってる。」

「3人のお父さんがいたから今の私が居る。

いや優子ちゃんがいたから今の私達が居る。」

「優子ちゃんには色んな親達の愛情が

ぎっしり詰まってる。」

 

5人の親が居れば、5通りの愛し方がある。

バトンを渡された親は、

自分の事はさて置き、子供の幸せを願う。

親が子供を形作り、子供が親を形作る。

血の繋がりだけが全てじゃない。

親の数だけ愛情を感じられるとすれば、

幸せな事だろう。