楽園
「何処かに行きたい?自分の事を誰も知らない街とか。」
「何処に行っても同じ。何処にも無い。」
「何であいかがいなくなって、お前だけが生きてる。」
「犯人は死んだ。だからみんな安心してるんだ。」
「人間、いざとなったら何をするか分からない。誰だって表と裏の顔を持ってる。」
「何処も同じ。生まれた場所だけが特別。」
「犯人なんて分からなくていい。全部抱えて私は生きる。」
「お前は俺達の楽園を作ってくれ。」
人は怒りのはけ口を求めている。
誰かに怒りをぶつけて自分を納得させたい。
得てしてその矛先は、弱者に向けられる。
人間関係が濃密になれば、刃が向けられた時の狂気も増す。
ストーリーは解りづらく、すっきりするものではなかった。
ただ役者陣の演技には、圧倒されるものがあった。