東京タワー

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最近、磨り減ってきていたので、

久しぶりに「心の栄養補給」に映画を見てきました。

選んだのは、

東京タワー オカンとボクと、時々、オトン


奇しくも今日は「母の日」

きっと、泣くんだろうなと思いつつ見たら、やっぱり泣きました。

ラストの「箱の件」はもちろんのこと、

随所にグッとくるシーンがいくつもありました。

中でも、自分の中で特に来たのが二箇所。


まず一つ目。

高校進学で初めてオカンの元を離れるシーン。


電車に乗り、オカンの作ってくれた弁当を開きながら、手紙を読む。

上京の時、もしくは、帰省してまた東京に戻ってくる時、

そんな時、その道中で食べるように渡される母親からの弁当ほど、

その深い愛情を感じることはないのかも知れません。


そしてもう一つ目。

入院中のオカンに卒業証書を届けるシーン。


渡して病室から出ようとする時、ふと振り返ると、熱心にその額を拭いているオカンの姿が…

何が欲しい?と聞いて、卒業証書と答えるのは、母親くらいなんだろうな。

これまでの自分の写真や、賞状、卒業証書など、

こういうものを、自分以上に喜んで、大切にしてくれるのもまた母親くらいなんだろうな。

こうした物自体が、実は母親ためのものかもしれない。


何気ない二つのシーンだったけれど、

「母親」というものをよく表現しているなと思える場面でした。


来週は、いよいよ「パッチギ!」かな。