「教える」という事

覚えてますか?

今の現場に、新しく自分が仕事を教えなくてはならない人が入ってくると言って、

どうしようかと悩んでいたことを。

昨日は、彼と一緒に動いて、とりあえず僕がどんな仕事をしているのかを知ってもらう

というような事をしました。

なかなか、仕事が詰まっていて、教えながらやっていくと言うのは難しい。

でも、完全に気にしないでやっていくのは出来ない。

所々、声をかけながら、

時間を持て余してしまうかもと悪いかなと、こんな事やってみたらと仕事を振りながら。

でも、彼も思っていたよりも熱心にいろいろと尋ねてきました。

第一印象が最悪だった分、良かったのかも知れません。



それにしても、いろいろ考えました。

これまで自分が身につけてきたものを誰かに教えるという事は、

その分、自分と言うものが吸い取られて「薄く」なってしまうんじゃないか。

その分、相手が濃くなっていく。

何れ、自分の変わりも勤まるようになり、自分がいなくても仕事が回るようになり、

いずれ…

おかしな考えかも知れませんが、そんなことにビビッていました。

でも、実際、自分のことよりチームのことをと、覚悟を決めて教えていくと、

意外にも自分の中で違った感じが生まれて来ました。

一言で言うならば、

「薄く」というより、どんどん自分が「軽く」なっていく感じ


教えて、自分がいなくなっても、仕事を回せる人が出来る。

自分がいなきゃ、自分がやらなきゃという重荷が取れて、

「任せられるんだ」という安心感が、身軽にさせてくれる感じ。

そして、しがみついていたものがなくなっていく分、

さぁ、次は何をしようかという気分になる。



と言っても、まだまだこれからどうなるかはわかりません。

ただ、

人を信じて、任せて、自分は次へ


というステップは大切なのかも知れません。