2012-05-13 わが母の記 俺流独断映画評 #練習用 「母親に捨てられた」 そう思って生きてきた子供は、 どうすれば母親と素直に向き合うことが出来るようになるのか。 その固く閉ざされた心を開かせるのは、 実は些細なきっかけかもしれない。 日当たりの良い縁側で二人が向き合い、 ボケているはずの母親の口から語られる過去の記憶。 その覚えていてくれた事に思わず息子は涙する。 その瞬間に全てのわだかまりは氷解したのではないだろうか。 印象的なシーンだった。 樹木さんの芝居には、鳥肌すら感じた。