『夢の描き方』

これまで頑なに信じ続けてきた自分の中の価値観を


たった一本の映画が大きく揺るがす事がある。


そんな体験を今日した。

映画 「ドリームガールズ」 に出てきたこの一曲。

あなたの夢を捨ててくれ 僕の夢も捨てるから

ファミリーの夢のために

正確じゃないかもしれないけれど、こんな感じだった。

これを聞いたとき、自然と涙が溢れてきた。

ちょうど、今の自分の現状とピッタリと重なる部分があったからなのかも知れない。

本当の自分の夢は何なのか? 本当の自分の在り方とは?


そんな壁が自分の前に立ち始めたこの時期に。


最終的に人間は一人だ。

訂正、最終的に俺は一人だ。

文字通り、「一人」だった時期もあった。

でも、今は違う。回りには、いろんな人がいる。

確かに支えられているという事も実感する。

それでも、この考え方は捨てる事が出来ない。

いつでも一人になる覚悟はあるし、なったとしてもたじろがない。

正直、この「考え」を持っていないと、怖くてやってられないというのが本音。

だから、昨日も大きく悩んだ。

自分の夢は、自分一人で見つけ出さなければならない。

周りには誰もいない、誰の影響も受けない。

全てのしがらみから解放されて、たった一人になって、深く深く自分を見つめなおす。

だから、「仕事を無くす」くらいの覚悟を持って。

それは必要な事だし、したいこと。

ただ、いざやろうとすると、気が遠くなりそうなほどしんどい事。

そして、自分の中で納得のいく結論が見つかって初めて…



でも、この考え方に、この歌がパンチを入れてきた。

仕事、チーム、仲間、組織…

とりあえず、これらひっくるめて、ここで言う「ファミリー」としよう。

まず『自分の夢』ありき。


そして大事なのは、

その夢に対して、このファミリーは有益かどうか?


有益か?無益か?を正確に判断するために必要なものさしが『自分の夢』

下世話な表現になってしまったが、この考えも決して間違ってはいないと思う。

でも、この歌が示してくれたのは、もう一つの考え方。

まず『ファミリーの夢』ありき。


そして大事なのは、

その夢を自分自身の夢として重ね合わせる事が出来るかどうか?


たった一人で、たった一人の夢を探し出すのは、尊いけれど、孤独なこと。

でももし、自分が納得して、心底共鳴できる『誰かの夢』に出会うことが出来たら…


もしかしたら、

夢は「探す」ものじゃなく、「出会う」ものなのかも知れない。



こんな事を考えた。

多分また、人間関係でいろいろあると、考え方は戻ると思う。

ただ、自分の中にこの考え方がインプットされた事は、きっと大きいはず。


昨日の今日で、いろいろ考えって変わります。

最後に、

たった一本の映画が、何か月分の休暇に匹敵する「充電」になる。


こともありますね。