グレートウォール

「俺は誰も信用しない。だから生き残れた。」

「人を信用しない者は、信用されない。」


最後の一撃の為に、自らを犠牲にして仲間を送り出す。

送り出す者と送り出される者の間にあるのが信頼。

この構図はやはり美しい。

万里の長城をモチーフに、ここまでの物語を生み出すとは。

確かに人間対人間では、ここまでの迫力のある映像にはならなかっただろう。

それでいて安っぽく見えないのは、映像のクオリティ故か。

一つの個体は小さくとも、それが膨大な数になれば、

またそれが一つの頭脳の下で、統率ある動きをすれば、

巨大な怪物に匹敵する迫力を持ち得る。

さすがレジェンダリーという所を見せ付けられた。