森山中教習所

「それは器が小さいからだよ。清高君が人として間違っているからだよ。」

「男はいつまで経っても青春なんだよ。」

「君は免許を取れば、どこへでも行ける様になるけど、

轟木君はどこへも行けなくなるんだ。」

「自分で考えて決めた事ならいいと思うよ。」

「ずっと見てくれている人がいるのはいいね。」


全く違うタイプの人間が、ある一定期間同じ場所で過ごす。

それも他には無い教習所ならではの特徴だろう。

免許を取る事で自由になる人間と不自由になる人間。

同じ行為でも事情は人それぞれ。

それでも互いに影響し合い、少しずつ変化していく。

そして最後は別々の道へ進む象徴的なシーンだった。