続・欽ちゃんの言葉

どんな結果も、偶然起こったことではない。

銀メダルは金メダルを取りそこなった人がもらうんじゃなく、

銀メダルを取るために努力した人が獲っている。

――― 萩本欽一

欽ちゃんの自伝を読み終わりました。

まだ、完全とは程遠いまでも、前より欽ちゃんを知ることが出来ました。

そして、一番に思ったことは、

欽ちゃんも「聖人」ではなく「芸人」そして「人間」だということ


これまで、芸人としての欽ちゃんを実体験として知らない僕にとっては、

その言葉や行動があまりにも心に響いてくるがために、

欽ちゃんをどこか「聖人」のように捉えていました。

特別な存在、生まれながらに悟りきった存在…

でも、欽ちゃんも僕たちと変わらない人間だった。

欠点もあれば、失敗もする。

天狗にもなれば、スキャンダルも起こす。

全盛期の欽ちゃんの人気ぶりは、想像しきれないものもあるけれど、

そりゃ、天狗にもなっただろうし、それがどこか新鮮だった。


ただ、そういう経験を踏まえたからこそ、

今の欽ちゃんが存在し、心に響く存在になったんだと思う。

もし、欽ちゃんが生まれながらの聖人だとしたら、

こうはならなかったのかも知れない。

そして、欽ちゃんが辿りついた極地が「優しさ」なのかも知れない。


最後に、欽ちゃんは、人生において、

いい人に会うことの大切さを説き、いい人に会うためのコツを教えてくれた。


どうすればいい人に出会えるか。

たとえば、昔から言われてきたいい言葉を守っていく。

「義理」とか「人情」とか、「正直」だとかね。

大事な言葉って、昔から身の周りに落ちているような言葉だと思う。

正直に人生を送っていると、正直な人が向こうからやってくる。

ずるいことしたり、ガツガツしないで生きていれば、同じような人が近寄ってくる。

――― 萩本欽一


まだまだ、欽ちゃんから学ぶことは多いなぁ。

それから、この本はオススメですよ!