糸
「怒っているのは、世の中に対して?それとも自分?」
「大抵の事は金で何とかなる。」
「ここはお前のいる場所じゃない。」
「私は守られる人より守る人になりたい。」
「運命の糸は、たまに解れる。切れもする。
でも、生きていれば何処かに繋がる。」
「偉い人にならなくても良い。
泣いている人がいたら、
抱きしめてあげられる人になりなさい。」
「人は、出会うべき時に、出会うべき人に出会う。」
糸は一本では決して強くない。
解れる事もあれば、切れる事もある。
切れた糸でも、生きていれば何処かに繋がる。
繋がりこそが糸の持つ最大の強みだ。
様々な糸が接近と離反をくり返しながら、
一枚の大きな布を織り成していく。
糸が紡ぐドラマに思わず涙が溢れた。