マチネの終わりに(2回目)

「慌てると幸せが逃げていくって言うでしょ。」

「未来で過去は変えられる。未来で過去は変わってしまう。

それくらい過去は繊細で感じやすいものだ。」

「残された者は、今日の悲劇を変える未来を創らなければならない。」

「世界の何処かで洋子さんが死んだって聞いたら僕も死ぬ。

洋子さんが死のうとするのは、僕を殺そうとする事だ。」

「嫌になったのは、蒔野さんの音楽を待ち切れない人達よ。」

「あなたの幸せを大事にしなさい。」

「花の姿を知らずに見た蕾は、知った後では同じ蕾には見えない。」

「今日のあなたの悲しみが、明日の出会いによって、素敵な思い出に変わりますように。」


過去は未来で変えられる。

過去の事実にどんな意味を持たせるかは、未来の行動次第だ。

そう考えれば、

過去は変えられないと歎いたり、諦めたりする必要は無いのかも知れない。

思いがけず2回目を観る事になったが、

お陰で取りこぼした言葉に出会い、音楽を含めじっくり味わう事が出来た。

今年観た中でも印象に残る作品になった。