ホース・ソルジャー

「戦いで一番重要なのは、動機だ。」

「弱いから悩む。それは違っていた。人間である証拠だ。」

「ここでは己に正直でないと勝てん。」

「ここに兵士はいない。いるのは戦士だけだ。」

「お前たちは空を制しているかもしれないが、戦争は土の上で決まる。」

「この国に正しい選択などない。ここは無数の帝国の墓場だ。」

「今日の友が明日敵になる。」

「ここでは米国も一つの部族に過ぎない。」

「去れば臆病者になり、残れば敵になる。」


イスラムと戦う事。

死を恐れぬ者と戦う事。

それはある意味、最新鋭の武器や緻密な戦略をも超えている。

決死の覚悟。

まさに心に拠る部分が大きい。

各々が各々の正義をぶつけ合う中で、動機が重要というのも頷ける。

ただ単純にアメリカがイスラムと戦うわけではなく、

イスラムと共にイスラムと戦うという構図が物語の厚みになっている。

今まさに目の前にいる敵と、紙一重で殺し合う。

その生々しさと緊迫感は凄まじい。

銃弾や砲弾が飛び交う戦場を騎馬が駆け抜けるシーンは、圧巻の迫力があった。