ドリーム

「我々は夢を生きてるんだ。」

「ロケットは高速。昇進は低速。」

「周囲を見渡して、先を読む。そうしなければ、地球から出られない。」

NASAに女性がいる理由は、職場の花だからじゃない。眼鏡をかけてるからよ。」

「正しい事をしている人間が正しい人間なの。」

NASAでは、小便の色は同じだ。」

「学習して頼れる人間になるしかない。」

「肌の色は変えられない。だから、私が前例になるしかない。」

「月の先を目指す。それは楽だからじゃない。困難だからだ。」


非白人である事。

そして女性である事。

本人に非があるわけでもなく、

その壁に隔てられて働く事がどれだけ大変な事か。

壁の内側の人間が立ち上がる勇気。

壁の外側の人間が応える勇気。

二つの勇気が合わさって初めて壁は崩れる。

何より彼女達が凄いのは、

困難や理不尽を嘆くのではなく、

自身の能力を駆使して、仕事で結果を見せる事で、

自らの居場所を切り開いた事だ。

その原動力こそがまさに「夢」なのだろう。

まだ自分は恵まれているのではないか。

今居る自分の環境についても、改めて考えさせられる作品となった。