本は10冊同時に読め!

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狭い家のどこに収納スペースをつくろうかと考えるより

なぜ狭い家に住まなければならないかを考えるべきである。

――― P62


実は、この本今日一日で全部読みました。

「何だそんなこと」と思われるかもしれませんが、

自分の中では、ちょっとしたエポックになりました。

これまでどんなに薄い本でも、

一日で最初から最後まで読んでしまうということはほとんどありませんでした。

それは「読めない」というのもありますが、

あえて「読まない」というのもありました。

自分の中で、早く入れたものは、早く出て行ってしまうというのがあって、

読めそうでもあえて読まないというのがありました。

でも、一気に読んでしまうというのもいいですね。

一歩一歩読んでいくのではつかみきれない、

本全体の持つダイナミズムのようなものが感じられます。

先日紹介した「忍びの国」のラストも一気に読んで感動しました。

(それに、早くそれでいて集中できるとっても単純な秘策が…)


特に今は「読書」というキーワードに惹かれています。

こうした本は何より「本を読む」という行為を肯定してくれます。


「庶民」から抜け出すためには、生活感のない情報で頭でっかちになる必要がある。

――― P63

この本の評価は人それぞれでも、

「本を読む行為自体」を否定するのは、難しいでしょう。

とにかく今後も多くの本に出会ってみたいと思います。