海獣の子供

「私もう飛べなくなっちゃった。」

「光るものはみんな見つけられたくて光るんだ。」

「お前ってつまらないな。予想通りにしか動かない。」

「世界は見えないもので満ちている。」

「全ての海が動いている。」

「お前の掌の物語にも世界は姿を変えて存在している。」

「一番大切な約束は、言葉では交わさない。」


光るものは見つけられたいから光る。

印象的な言葉だった。

海の持つ多様性に溢れた映像には、息を飲む迫力と美しさがあった。

独特なタッチではあったが、

アニメーションによる映像表現の可能性も感じられた。

予想通り、物語は理解の範囲を超えていた。