ゴジラ キング・オブ・モンスターズ

「動物が縄張りを出るのは、敵の存在を確認した時だ。」

「人間こそが病原体。巨大生物は地球の免疫力そのもの。」

「ママこそが怪物。」

「神話こそが羅針盤。」

「傷を癒すのは、傷をつけた悪魔を許す事だ。」

「自然には調和する力がある。問われているのは我々に何が出来るかだ。」

ゴジラがこっちの味方でいてくれて良かった。」


人間から見れば怪獣こそが倒すべき相手だが、

地球から見れば人間こそが倒すべき相手になる。

地球の免疫が怪獣ならば、その存在に崇高さすら感じられる。

キングギドラの最凶の悪漢ぶりが凄まじい。

それ故にゴジラの存在や意義が際立つ。

最後に雄叫びを上げるゴジラの王たる貫禄は圧巻だった。

モスラの役割も重要で胸を打つ。

様々な怪獣が登場し戦う場面はやはり痛快だ。

それだけに人間パートが退屈に感じられるのは避けられない必然か。

改めて、日本生まれのゴジラや怪獣がこうして世界中に広く見られるのは嬉しい限りだ。