デッドプール2

「自信は持つものじゃない。作り出すものだ。」

「大丈夫って言うのは、心が不安定な証拠だ。」

「息子は父親と同じ道を辿る。」

「苦しみは歴史の教師であり占い師だ。自分が何者か教えてくれる。」

「正義の為には手を汚す事も必要だ。」

「世界にはたくさんの人間がいる。奴とは違う優しい人間もいる。」


自身の力をコントール出来ない子供を、

危険な存在として排除するのではなく、

説得して正しい方向へと導く。

至極真っ当な大人としての在り方だ。

それを説教臭く説くのではなく、

ふざけ半分でやってのけるから、それがまた粋で格好良く映る。

触れにくい問題にも、容赦無くツッコめるのも、

笑いの要素を武器にした強みだ。

お決まりやセオリーの様なものを、

何かイジってくれるのではと期待させられるのも、本作の面白い所だ。